【2025年版】カーリースのメリット・デメリット完全ガイド!向いている人・向いていない人の特徴を徹底解説

公開日: 2025/9/25更新日: 2025/9/29著者: CAR CHOOSEチームカーリース

カーリース利用者1000人の声から分かったリアルなメリット・デメリット。購入と比較した本当の違い、失敗しない選び方まで専門家が詳しく解説します。

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「カーリースって本当にお得なの?」「購入と比べてどんな違いがあるの?」そんな疑問をお持ちではありませんか?

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実際にカーリースを利用している方々からは「思っていたより便利」という声もあれば、「こんなはずじゃなかった」という声も聞こえてきます。

大切なのは、あなたのライフスタイルにカーリースが合うかどうかを正しく判断することです。

この記事では、利用者の生の声をもとに、カーリースのメリット・デメリットを包み隠さずお伝えします。きっと「自分に合っているかどうか」がはっきりと分かるはずです。

カーリースとは?基本的な仕組み

カーリースの基本構造

カーリースは、リース会社が購入した車を一定期間借りるサービスです。

基本的な流れ

  1. 契約者が希望する車を選択
  2. リース会社が車を購入
  3. 契約者が月額料金を支払って使用
  4. 契約終了時に車を返却(買取も可能)

車の所有権

  • 車の名義:リース会社
  • 使用者:契約者
  • 車検証上の使用者欄に契約者の名前

購入との最大の違い

購入の場合

  • 車の所有権:購入者
  • 初期費用:車両価格全額(またはローンの頭金)
  • 月々の支払い:ローンの返済額
  • 車の処分:自由に売却可能

カーリースの場合

  • 車の所有権:リース会社
  • 初期費用:少額(または0円)
  • 月々の支払い:リース料金
  • 車の処分:契約に従って返却または買取

カーリースのメリット

1. 初期費用を大幅に抑えられる

購入の場合(新車300万円)

車両価格:3,000,000円
諸費用:250,000円
合計:3,250,000円

現金購入:3,250,000円
ローン購入:頭金300,000円 + 諸費用250,000円 = 550,000円

カーリースの場合

頭金:0円(多くの場合)
初期費用:50,000円程度(手数料・保証金等)

メリット

  • 手元資金を温存できる
  • 投資や貯蓄に回せる
  • 突然の出費に対応可能

2. 月々の支払いが一定で家計管理しやすい

購入の場合(年間維持費)

自動車税:39,500円
重量税:16,400円(車検時)
自賠責保険:12,915円
車検費用:100,000円(2年ごと)
点検費用:30,000円
合計:約200,000円(年間)

カーリースの場合

月額料金:35,000円(税金・車検・メンテナンス込み)
年間:420,000円

メリット

  • 急な出費がない
  • 月々の支払いが予測可能
  • 家計の計画が立てやすい

3. 新車に乗りやすい

新車購入のハードル

  • まとまった資金が必要
  • ローン審査が厳しい場合がある
  • 維持費の心配

カーリースなら

  • 少ない初期費用で新車
  • 審査が比較的通りやすい
  • 最新装備の車に乗れる

4. メンテナンスお任せで安心

メンテナンス付きプランの場合

  • 法定点検:リース会社が手配
  • 車検:費用込み・手続き代行
  • 消耗品交換:プランに含まれる
  • 故障修理:保証で対応

メリット

  • 車の知識がなくても安心
  • メンテナンス店を探す手間なし
  • 予期しない修理費なし

5. 車関連の手続きを代行

リース会社が代行してくれること

  • 車の登録・名義変更
  • 自動車税の支払い
  • 車検の手続き
  • 保険の更新手続き

メリット

  • 煩わしい手続きから解放
  • 忘れやすい更新も安心
  • 時間の節約

6. 乗り換えが簡単

購入の場合の乗り換え

  1. 売却先を探す
  2. 査定を受ける
  3. 売買手続き
  4. 新車購入手続き

カーリースの場合

  1. 契約満了時に返却
  2. 新しい車でリース契約

メリット

  • 売却の手間なし
  • 常に新しい車に乗れる
  • ライフスタイル変化に対応

カーリースのデメリット

1. 総支払額が高くなる場合が多い

具体的な比較(300万円の車、5年使用)

現金購入

車両価格:3,000,000円
維持費:1,000,000円(5年間)
売却価格:-1,200,000円
実質負担:2,800,000円

カーリース

月額料金:50,000円 × 60ヶ月 = 3,000,000円
任意保険:300,000円(5年間)
ガソリン・駐車場代:別途
実質負担:3,300,000円以上

デメリット

  • 長期的には購入より高額
  • 金利相当分の負担がある
  • 資産として残らない

2. 走行距離制限がある

一般的な制限

  • 月1,000km(年間12,000km)
  • 月1,500km(年間18,000km)
  • 月2,000km(年間24,000km)

超過料金

  • 軽自動車:5〜8円/km
  • 普通車:8〜15円/km
  • 高級車:15〜25円/km

デメリット

  • 長距離ドライブを気軽にできない
  • 超過すると高額な追加料金
  • ライフスタイルの変化に対応しにくい

3. 車の改造・カスタマイズができない

禁止されていること

  • エアロパーツの取り付け
  • ホイールの変更
  • 内装の改造
  • ステッカーの貼り付け

理由

  • 返却時に原状回復が必要
  • 車の価値を下げるため
  • リース会社の財産だから

デメリット

  • 自分好みにできない
  • 車好きには物足りない
  • 個性を出せない

4. 中途解約時の違約金が高額

違約金の例(月額3万円、3年契約の1年目で解約)

残期間:24ヶ月
違約金:30,000円 × 24ヶ月 × 70% = 504,000円

中途解約が必要になるケース

  • 転勤・転職
  • 家族構成の変化
  • 経済状況の悪化
  • 事故による車の損傷

デメリット

  • ライフスタイルの変化に弱い
  • 急な解約で大きな負担
  • 契約期間に縛られる

5. 車が自分の資産にならない

購入の場合

  • 完済後は完全に自分のもの
  • 売却して現金化可能
  • 担保として活用可能

カーリースの場合

  • 何年払っても自分のものにならない
  • 契約終了時は基本的に返却
  • 資産として蓄積されない

デメリット

  • 資産形成にならない
  • 将来に残るものがない
  • 投資効果がない

6. 返却時の原状回復費用

追加費用が発生する例

  • 小さな傷・ヘコミ:10,000〜50,000円
  • 内装の汚れ・臭い:20,000〜100,000円
  • タイヤの摩耗:50,000〜150,000円
  • 事故歴がある場合:大幅な減額

デメリット

  • 返却時に予期しない出費
  • 普通に使っていても費用発生の可能性
  • 神経を使って乗る必要がある

カーリースがおすすめの人

パターン1:初期費用を抑えたい人

こんな方におすすめ

  • 新車に乗りたいけど貯金がない
  • 手元資金を他の用途に使いたい
  • 月々一定の支払いで家計管理したい

具体例

年収:400万円
貯金:200万円
→ 車購入で貯金を使い切るのは不安
→ カーリースで手元資金を温存

パターン2:車のメンテナンスに詳しくない人

こんな方におすすめ

  • 車の知識がない
  • メンテナンス店を探すのが面倒
  • 突然の故障・修理費が心配

具体例

一人暮らしの女性
車に詳しくない
→ 全てお任せのカーリースが安心

パターン3:定期的に新車に乗り換えたい人

こんな方におすすめ

  • 常に最新の車に乗りたい
  • 飽きっぽい性格
  • 売却の手間をかけたくない

具体例

車好きだが売却が面倒
3〜5年で乗り換えたい
→ カーリースで手軽に乗り換え

パターン4:法人・個人事業主

こんな方におすすめ

  • 経費として計上したい
  • 資金繰りを安定させたい
  • 減価償却の手間を省きたい

メリット

  • リース料は全額経費
  • 資金繰りが楽
  • 経理処理が簡単

カーリースがおすすめできない人

パターン1:長距離運転が多い人

おすすめできない理由

  • 走行距離制限を超過しやすい
  • 超過料金が高額
  • 制限を気にして運転が楽しめない

具体例

営業職で年間3万km走行
→ 制限の2倍以上
→ 超過料金だけで年30万円以上

パターン2:車を長期間使いたい人

おすすめできない理由

  • 総支払額が購入より高額
  • 10年以上使うなら購入が有利
  • 資産として残らない

具体例

1台の車を10年以上乗る人
→ 購入の方が総コストが安い
→ 完済後は維持費のみ

パターン3:車をカスタマイズしたい人

おすすめできない理由

  • 改造・カスタマイズ禁止
  • 個性を出せない
  • 車好きには物足りない

具体例

車好きでカスタマイズしたい
→ リースでは制限が多すぎる
→ 自分のものではないストレス

パターン4:ライフスタイルが不安定な人

おすすめできない理由

  • 中途解約の違約金が高額
  • 転勤・転職・結婚等で状況変化
  • 長期契約に縛られる

具体例

転勤の可能性が高い仕事
結婚・出産等の予定がある
→ 契約期間中の変化に対応困難

ライフスタイル別おすすめ度

新社会人(22〜25歳)

おすすめ度:★★★★☆

理由

  • 初期費用が少ない
  • 月々一定で家計管理しやすい
  • 車の知識がなくても安心

注意点

  • 転職・転勤の可能性
  • 短期契約での検討

ファミリー層(30〜40代)

おすすめ度:★★★☆☆

理由

  • ライフスタイル変化が多い
  • 教育費等で出費が増える時期
  • 長距離運転が増える傾向

向いているケース

  • 安定した収入がある
  • 転勤等の変化が少ない

シニア層(60歳以上)

おすすめ度:★★★★★

理由

  • メンテナンス全般をお任せ
  • 運転頻度が減る傾向
  • 相続対策としても有効

注意点

  • 契約期間を短めに設定
  • 運転能力の変化を考慮

法人・個人事業主

おすすめ度:★★★★★

理由

  • 経費計上のメリット大
  • 資金繰りが安定
  • 減価償却不要

注意点

  • 事業の継続性
  • 使用目的の明確化
Qカーリースの最大のメリットは何ですか?
A
初期費用を大幅に抑えられることです。新車購入では数百万円必要な場合でも、カーリースなら数万円程度で新車に乗り始められます。手元資金を温存できるため、他の投資や急な出費に備えることができます。
Qカーリースの最大のデメリットは何ですか?
A
総支払額が購入より高くなることが多い点です。また、車が自分の資産にならないため、何年支払っても手元には何も残りません。さらに走行距離制限や改造禁止などの制約もあります。
Qカーリースの走行距離制限を超えるとどうなりますか?
A
超過料金が発生します。一般的に軽自動車で5〜8円/km、普通車で8〜15円/kmの追加費用がかかります。年間3,000km超過すると3〜4万円の追加負担になる可能性があります。
Qカーリースは途中で解約できますか?
A
可能ですが、高額な違約金が発生します。残り契約期間の月額料金の70〜100%を一括で支払う必要があります。転勤や家族構成の変化など、やむを得ない事情でも同様の違約金がかかります。
Qどんな人にカーリースがおすすめですか?
A
初期費用を抑えたい人、車のメンテナンスをお任せしたい人、定期的に新車に乗り換えたい人におすすめです。特に車の知識がない方や、月々一定の支払いで家計管理したい方に向いています。

賢いカーリース活用法

1. 契約期間の選び方

短期契約(2〜3年)のメリット

  • ライフスタイル変化に対応
  • 常に新しい車に乗れる
  • 違約金リスクが少ない

長期契約(5〜7年)のメリット

  • 月額料金が安い
  • 車種選択の幅が広がる
  • 安定した利用ができる

2. 走行距離制限の設定

過去の実績を正確に把握

平日通勤:20km × 22日 × 12ヶ月 = 5,280km
休日利用:50km × 8回 × 12ヶ月 = 4,800km
レジャー:300km × 4回 = 1,200km
合計:約11,300km + 余裕分20% = 約13,500km
→ 月1,500kmプランが適正

3. メンテナンスプランの選択

フルメンテナンスプラン

  • 車に詳しくない人におすすめ
  • 全てお任せで安心
  • コストは高めだが予算が立てやすい

基本メンテナンスプラン

  • ある程度車に詳しい人向け
  • 消耗品交換は自分で手配
  • コストを抑えられる

まとめ:あなたにカーリースは合ってる?最終診断

「カーリースって結局どうなの?」という疑問を持って読み始めたあなたも、ここまで読んでいただければ答えが見えてきたのではないでしょうか。

正直な結論:万人向けではありません

カーリースは万能なサービスではありません。でも、あなたのライフスタイルにピッタリはまれば、素晴らしい選択肢になってくれます。

あなたはどちらのタイプ?

カーリースを強くおすすめするタイプ
✅ 「車の管理はプロに任せて、運転だけを楽しみたい」
✅ 「初期費用をかけずに新車に乗りたい」
✅ 「家計の支出を一定にして、将来の計画を立てやすくしたい」
✅ 「新しい技術や安全機能をいち早く体験したい」

購入をおすすめするタイプ
✅ 「1台の車を大切に、長く使いたい」
✅ 「車を自分好みにカスタマイズしたい」
✅ 「走行距離を気にせずドライブを楽しみたい」
✅ 「総コストを最小限に抑えたい」

どちらも正しい選択です。大切なのは、あなたの価値観とライフスタイルに合っているかどうかです。

後悔しない決断のための4ステップ

ステップ1:自分を知る
過去1年の走行距離、車の使用目的、メンテナンスへの関心度を正確に把握

ステップ2:数字で比較する
リース総額 vs 購入総額を、隠れた費用も含めて正確に計算

ステップ3:未来を考える
3〜5年後のライフスタイル変化(転勤、結婚、家族構成など)を予測

ステップ4:納得するまで検討する
複数社で見積もりを取り、疑問点はすべて解決してから決断

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あなたの決断を応援します

迷うのは当然です。車は大きな買い物ですし、数年間のお付き合いになります。

でも、この記事を最後まで読んでくださったあなたなら、きっと正しい判断ができるはずです。慎重に、でも自信を持って決断してください


CAR CHOOSEでは、メリット・デメリットを包み隠さずお伝えし、あなたの最適解を見つけるお手伝いをしています。

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どんな選択をされても、あなたが納得できる車選びができることを心から願っています。

CAR CHOOSEチーム

この記事の監修・編集・ライター

CAR CHOOSEチーム

特定のメーカーやサービスに一切偏らない中立的な立場から、カーライフに関する情報を徹底的に検証し、お届けしています。車に関する「これって本当に必要?」「無駄な出費を抑える方法はないかな?」といった素朴な疑問を調査して得た「確かな答え」を共有します。

専門・得意分野

車買取・査定自動車保険メンテナンスカー用品