【2025年版】車売却の必要書類一覧|普通車・軽自動車別完全ガイド
車売却時に必要な書類を普通車・軽自動車別に詳しく解説。取得方法、注意点、よくあるトラブル回避法まで実用的にまとめました。
車を売却する際、「書類が複雑そう...」「何を準備すればいいのかわからない...」という不安を感じていませんか?
車買取業界の一般的な手続きと実際の売却事例をもとに、普通車・軽自動車別の必要書類と、スムーズな手続きのコツを詳しく解説します。
この記事を読めば、書類準備で困ることはなくなります。
車売却の基本的な流れ
手続きの全体像
- 査定申し込み → 必要書類なし
- 実車査定 → 車検証の確認のみ
- 売買契約 → 本格的な書類が必要
- 車両引き渡し → 全書類の確認
- 名義変更完了 → 手続き終了
書類準備のタイミング
売買契約までに準備が基本です。査定だけなら特別な書類は不要なので、慌てる必要はありません。
【普通車】必要書類一覧
必須書類(全ケース共通)
1. 車検証(自動車検査証)
保管場所:車内(グローブボックス等) 注意点:
- 原本が必要(コピー不可)
- 住所・氏名が現在と一致している必要あり
- 有効期限内であることを確認
2. 自賠責保険証明書
保管場所:車内(車検証と一緒) 注意点:
- 原本が必要
- 有効期限が残っている必要あり
- 車検証の情報と一致している必要あり
3. 自動車納税証明書
保管場所:自宅保管(毎年5月頃に送付) 注意点:
- 最新年度分が必要
- 未納の場合は先に納税
- 軽自動車税納税証明書とは別物
4. 印鑑登録証明書
取得場所:市区町村役場 注意点:
- 発行から3ヶ月以内の原本
- 車検証の住所・氏名と一致している必要あり
- コンビニ交付対応自治体なら簡単取得可能
取得方法
- 窓口:身分証明書 + 印鑑登録カード
- コンビニ:マイナンバーカード(一部自治体のみ)
- 手数料:200-400円
5. 実印
注意点:
- 印鑑登録している印鑑
- 印鑑証明書と同じ印影
- シャチハタ等の認印は不可
状況別追加書類
車検証の住所・氏名が現在と異なる場合
住所変更が1回の場合
- 住民票(発行から3ヶ月以内)
- 前住所から現住所への移転履歴が記載されたもの
住所変更が2回以上の場合
- 戸籍の附票または住民票の除票
- 全ての住所変更履歴が確認できるもの
結婚等で氏名が変わった場合
- 戸籍謄本(発行から3ヶ月以内)
- 旧姓から現在の氏名への変更が確認できるもの
車検証を紛失した場合
再発行手続き
- 場所:運輸支局または自動車検査登録事務所
- 必要書類:
- 申請書(窓口で入手)
- 印鑑証明書
- 実印
- 身分証明書
- 手数料:300円
ローンが残っている場合
所有者がローン会社の場合
- 所有者の印鑑証明書(ローン会社が用意)
- 所有者の委任状(ローン会社が用意)
- 譲渡証明書(ローン会社が用意)
任意書類(あると便利)
整備記録簿(メンテナンスノート)
効果:査定額アップの可能性 内容:定期点検や修理の履歴
取扱説明書
効果:プラス査定要因 内容:車両の操作マニュアル
保証書
効果:残存保証があれば査定アップ 内容:メーカー保証やディーラー保証
スペアキー
効果:キー1本だけだと減額の可能性 内容:全てのキーを用意
【軽自動車】必要書類一覧
必須書類
1. 車検証(自動車検査証)
普通車と同じ
2. 自賠責保険証明書
普通車と同じ
3. 軽自動車税納税証明書
注意点:
- 普通車の自動車税とは別物
- 軽自動車税の納税証明書が必要
- 最新年度分を用意
4. 認印
注意点:
- 実印は不要(普通車との大きな違い)
- シャチハタは不可
- 三文判でも可
軽自動車の特徴
- 印鑑証明書が不要
- 実印が不要
- 手続きが簡単
- 費用が安い
状況別追加書類
住所・氏名変更の場合
住民票(発行から3ヶ月以内)
- 1回の変更なら住民票で対応可能
- 複数回の変更でも戸籍の附票は不要な場合が多い
車検証紛失の場合
再発行場所:軽自動車検査協会 手数料:300円
書類取得の効率的な方法
平日に役所に行けない場合
コンビニ交付サービス
対応書類:
- 印鑑証明書(一部自治体)
- 住民票(多くの自治体)
- 戸籍謄本(一部自治体)
必要なもの:
- マイナンバーカード
- 手数料(200-400円)
利用時間:
- 6:30-23:00(自治体により異なる)
- 年末年始以外はほぼ毎日利用可能
代理取得
印鑑証明書:
- 委任状 + 印鑑登録カード + 代理人の身分証
- 同居家族なら簡単な手続きで可能
住民票・戸籍謄本:
- 委任状 + 代理人の身分証
- 家族なら委任状不要の場合も
書類取得費用の目安
| 書類名 | 手数料 |
|---|---|
| 印鑑証明書 | 200-400円 |
| 住民票 | 200-400円 |
| 戸籍謄本 | 450円 |
| 戸籍の附票 | 200-300円 |
| 車検証再発行 | 300円 |
よくあるトラブルと対策
1. 住所変更未手続き
問題:車検証の住所が引越し前のまま 対策:
- 住民票または戸籍の附票で対応
- 複数回の引越しは戸籍の附票が確実
2. 印鑑証明書の有効期限切れ
問題:発行から3ヶ月を超過 対策:
- 売却直前に取得
- 有効期限を必ず確認
3. 自動車税の未納
問題:納税証明書が取得できない 対策:
- 先に納税を完了
- 納税後すぐに証明書発行可能
4. ローン残債の確認不足
問題:所有者がローン会社だと判明 対策:
- 車検証の所有者欄を事前確認
- ローン会社に早めに連絡
5. 書類の紛失
問題:車検証や保険証を紛失 対策:
- 早めの再発行手続き
- 売却予定が決まったら書類確認
業者別の手続きサポート
大手買取業者
サポート内容:
- 書類取得の代行サービス
- 手続き全般のサポート
- 名義変更の代行
メリット:
- 手間が少ない
- 専門知識でサポート
- トラブル時の対応力
中小業者・個人商店
サポート内容:
- 基本的な説明のみ
- 一部書類の代行
注意点:
- 自分で手続きが必要な場合も
- 事前に確認が重要
ディーラー下取り
サポート内容:
- 全面的なサポート
- 新車購入と合わせて一括処理
メリット:
- 最も安心
- 手続きが一本化
手続き完了後の確認事項
名義変更の確認
確認方法:
- 業者から名義変更完了の連絡
- 新しい車検証のコピー受領
- 自動車税の課税通知先変更
自動車税の処理
注意点:
- 売却月の翌月分から税金還付
- 還付金の受け取り方法確認
- 新年度の課税通知が来ないことを確認
保険の解約・変更
手続き:
- 任意保険の解約または車両変更
- 等級の保存手続き
- 解約返戻金の確認
書類準備チェックリスト
普通車売却用チェックリスト
基本書類
□ 車検証(原本)
□ 自賠責保険証明書(原本)
□ 自動車納税証明書(最新年度)
□ 印鑑証明書(発行から3ヶ月以内)
□ 実印
状況別追加書類
□ 住民票(住所変更1回の場合)
□ 戸籍の附票(住所変更複数回の場合)
□ 戸籍謄本(氏名変更の場合)
□ ローン会社からの書類(ローン残債ありの場合)
任意書類
□ 整備記録簿
□ 取扱説明書
□ 保証書
□ スペアキー全て
軽自動車売却用チェックリスト
基本書類
□ 車検証(原本)
□ 自賠責保険証明書(原本)
□ 軽自動車税納税証明書(最新年度)
□ 認印(シャチハタ不可)
状況別追加書類
□ 住民票(住所・氏名変更の場合)
任意書類
□ 整備記録簿
□ 取扱説明書
□ 保証書
□ スペアキー全て
まとめ:スムーズな売却のために
車の売却手続きは複雑に見えますが、事前準備をしっかり行えば問題ありません。
重要なポイント
- 車検証の記載内容を事前確認
- 印鑑証明書は売却直前に取得
- 住所・氏名変更は早めに対応
- ローン残債の確認を忘れずに
- 業者のサポートを活用
書類不備で売却が遅れると、査定額が下がる可能性もあります。この記事のチェックリストを活用して、スムーズな車売却を実現してください。
万が一書類で困ったことがあれば、買取業者の担当者に相談するのが一番確実です。プロのサポートを受けながら、安心して売却手続きを進めましょう。
これで車売却に関する一連の記事は完了です。愛車を最高の条件で売却できることを願っています!