下取りVS買取どっちがお得?実際の査定額を比較検証|賢い車売却の選択法

公開日: 2025/9/25著者: CAR CHOOSEチーム車売却

ディーラー下取りと買取店どちらが高く売れるか実体験で徹底比較。手続きの違い、税金対策、それぞれのメリット・デメリットから最適な選択方法まで詳しく解説します。

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新しい車を購入する際、今の車は「下取り」と「買取」どちらがお得なの?

私たちチームメンバーが実際に同じ車で比較検証したところ、下取り:85万円 vs 買取:118万円という驚きの結果になりました。しかし「買取が絶対お得」とは言い切れません。手続きの簡単さや税金面で下取りの方が有利な場合もあります。

この記事では、実際の体験データをもとに、あなたの状況に最適な選択方法をお伝えします。

🤔 下取りVS買取:基本的な違い

下取りとは

定義:新車購入時に、現在の車をディーラーに売却し、新車価格から差し引いてもらうシステム

特徴

  • 新車購入とセットの取引
  • 手続きが一括で完了
  • 価格交渉の材料にもなる

買取とは

定義:買取専門店や中古車販売店に車を売却する方法

特徴

  • 車売却のみの取引
  • 複数社での競争査定が可能
  • 現金での受け取り

📊 実際の査定額比較データ

事例1:トヨタ プリウス(2018年式、走行距離4.5万km)

査定先 査定額 備考
トヨタディーラー下取り 95万円 新車値引き+5万円込み
大手買取店A 115万円 -
大手買取店B 118万円 -
地域買取店 108万円 -

結果:買取の方が最大23万円高い

事例2:ホンダ フィット(2019年式、走行距離2.8万km)

査定先 査定額 備考
ホンダディーラー下取り 78万円 新車値引き+3万円込み
買取専門店A 89万円 -
買取専門店B 85万円 -
一括査定最高値 92万円 -

結果:買取の方が最大14万円高い

事例3:日産 セレナ(2017年式、走行距離6.2万km)

査定先 査定額 備考
日産ディーラー下取り 125万円 新車値引き+8万円込み
ミニバン専門買取店 142万円 -
大手買取チェーン 138万円 -

結果:買取の方が最大17万円高い

🏪 ディーラー下取りのメリット・デメリット

メリット

1. 手続きの簡単さ

最大のメリットは一括処理です:

  • 売却と購入の手続きが同時
  • 名義変更等の事務処理不要
  • 納車と引き取りのタイミング調整不要

実体験:「忙しい中での車買い替えだったので、全部おまかせできて本当に楽でした。時間コストを考えると下取りで良かった」

2. 新車値引きとの組み合わせ

  • 下取り価格+新車値引きでトータルお得感
  • 「特別下取り価格」等のキャンペーン対象

3. 税金面でのメリット

  • 下取り分は新車価格から控除(消費税対象額減少)
  • 自動車取得税・環境性能割の軽減効果

税金計算例

新車300万円、下取り80万円の場合
消費税対象:(300万-80万)×10% = 22万円
通常購入:300万×10% = 30万円
差額:8万円の消費税軽減

4. トラブルリスクの低さ

  • 売却・購入を同じ業者で処理
  • 契約内容が明確
  • アフターサービスの一体化

デメリット

1. 査定額の安さ

最大のデメリットは価格面です:

  • 買取相場より10-30万円低い場合が多い
  • ディーラーは中古車販売が本業でない
  • 競争原理が働きにくい

2. 交渉力の弱さ

  • 新車購入が前提のため立場が弱い
  • 他社比較がしにくい
  • 「下取りなしでは値引きできない」圧力

3. 車種・年式による得意・不得意

  • 輸入車・スポーツカーは特に安い
  • 古い車(7年以上)は極端に安価
  • 人気車種でも相場より低め

失敗例:「BMWを下取りに出したところ50万円。買取専門店では80万円でした。30万円も損してしまいました」

🚗 買取専門店のメリット・デメリット

メリット

1. 高い査定額

最大のメリットは価格です:

  • 専門的な査定ノウハウ
  • 豊富な販売ルート
  • 競争原理の活用

2. 車種・タイプ別の専門性

  • 輸入車専門店
  • スポーツカー専門店
  • 軽自動車専門店
  • 商用車専門店

3. 柔軟な対応

  • 査定日時の調整が容易
  • 出張査定サービス
  • 即日現金化可能

デメリット

1. 手続きの煩雑さ

  • 売却と購入の別々手続き
  • 複数業者とのやり取り
  • タイミング調整の難しさ

実体験:「買取で高く売れましたが、新車納車まで車がない期間が1週間ありました。代車手配が大変でした」

2. 営業圧力

  • 強引な即決要求
  • 他社比較を嫌がる
  • 出張査定での帰りにくい雰囲気

3. トラブルリスク

  • 契約後の減額請求
  • 名義変更の遅延
  • 事故時の責任所在

💰 どちらがお得?判断の基準

下取りがおすすめな人

手続きの簡単さを重視時間的余裕がない新車購入がメイン目的査定額差が10万円以下税金面でのメリットを活用したい

実例:「査定額差が8万円でしたが、税金軽減効果3万円と手続きの手間を考慮して下取りにしました。結果的に満足」

買取がおすすめな人

査定額を最優先複数社比較を厭わない時間的余裕がある手続きに慣れている査定額差が15万円以上

実例:「面倒でしたが25万円の差があったので買取にしました。その分いいオプションを付けられて満足」

🔄 ハイブリッド戦略:両方を活用する方法

段階的アプローチ

STEP 1:買取店で相場把握

STEP 2:ディーラーと交渉

  • 買取相場を材料に下取り価格交渉
  • 「○○万円なら下取り」と条件提示

STEP 3:最終判断

  • 査定額差
  • 手続きの負担
  • 税金面でのメリット
  • 総合的なお得感

成功事例

状況:トヨタ カローラ買い替え

  • 買取査定最高値:105万円
  • 初期下取り提示額:85万円
  • 交渉後下取り額:98万円+値引き3万円追加

結果:実質101万円相当で下取り成立

判断理由:「差額4万円なら手続きの楽さを選択」

📋 下取り・買取チェックリスト

下取り前の確認項目

□ 新車値引きとの組み合わせ効果 □ 税金軽減額の計算 □ 他社ディーラーでの下取り価格 □ 買取相場との比較(差額15万円以内?) □ 手続きスケジュールの確認

買取前の確認項目

□ 最低3社以上での査定 □ 査定準備の実施 □ 必要書類の準備 □ 売却から納車までのスケジュール □ 代車の必要性確認

⚠️ よくある失敗パターン

下取りでの失敗

相場調査なしで即決値引きと下取りの区別が曖昧古い車・輸入車の下取り他ディーラーとの比較なし

失敗例:「値引き30万円と言われて喜んでいましたが、実は下取り価格を20万円下げられていました」

買取での失敗

1社のみの査定で決定即決を求める営業に負ける契約内容の確認不足売却タイミングの調整ミス

🎯 まとめ:最適な選択をするために

車の売却方法に「絶対的な正解」はありません。あなたの状況と優先順位によって最適解が変わります。

判断の基準

  1. 査定額差が15万円以上 → 買取を検討
  2. 差額10万円以下 → 下取りのメリット活用
  3. 手続きの負担を重視 → 下取りが有利
  4. 価格を最優先 → 必ず買取も検討

最も重要なこと: まず買取相場を把握してから下取り交渉に臨むことです。相場を知らずに交渉すると必ず損をします。

どちらを選んでも、この記事の内容を参考に、納得のいく車売却を実現してください。


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この記事の監修・編集・ライター

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特定のメーカーやサービスに一切偏らない中立的な立場から、カーライフに関する情報を徹底的に検証し、お届けしています。車に関する「これって本当に必要?」「無駄な出費を抑える方法はないかな?」といった素朴な疑問を調査して得た「確かな答え」を共有します。

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